美しく。

今、たくさんの言葉を学び始めた君。
たくさんの言葉のシャワーはまだ使えない。
同じ言葉の繰り返し
何度も何度も伝えて来る。
時折、はいはいとなってしまうが、それでもしつこく君は伝えようとする。
下を向いて居る時、君の小さな手が私の頬を包み、上を向かせる。
真剣な眼差しで、同じ言葉を繰り返す。

舌ったらずに。

そう遠くない未来、君は君の持った感情を適切に伝えられるようになる。
しっかり歩みだしたその足は、私の知らない土地も踏むだろう。

君が自在に言葉を使えるようになった時
どうか、その言葉を大切に使って欲しい。

誰かを貫くことなく。
誰かを悲しませることなく。

何気ない言葉が、銃弾になることもある。
何気ない言葉が、大輪の花束になることもある。

どうか、どうか、美しい言葉を。
君の言葉が誰かの心に届く日が来るように。

君の小さな手が、大きくなったとき悲しみに沈んだ、友の手を包み込めるように。

優しい優しい人になって欲しいと、お母さんは今日、優しい優しい亡き友人を想って改めて感じたよ。

SAIJYU Days

日々をダラダラ。 子育て日記。 たまにしか書けないけど思い出した時に 少しずつ。

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